スタートしよう

スタートしよう

私はエステテイック業界の理事や教育委員や試験官など数多くの役職を務めて来ました。そのような場を通して、できるだけ業界の現状を知り、お客様の喜びとともに業界の発展があつたらいいと考えたからです。しかし、私が発言すると、「それは理想論でしょう」と言われてしまいます。「お客様が喜んで下さることが一番です」「エステテイシャンは勉強しますよ」と言っても、「夢みたいなことばかり言って」「理想ばかり言っていても仕様がない」などと発言を遮られてしまうこともありました。日本にはエステテイシャンの公的な資格制度がありません。フランス、スイス、イギリスなどではエステテイシャンの国家資格制度が確立し、身分が保障されています。その結非常にレベルの高い仕事をすることができるのです。日本でもやっと業界統一のエステテイシャン資格制度を作ろうという動きがあります。私は、お客様の心と体を預かるエステティシャンには、1年から2年(千時間から千時間)は学んで欲しいと考えています。美容師で2年、看護師で3?4年の勉強をしている現実があるからです。

 

 

とりあえず、業界統一の認定エステティシャンは三百時間相当の勉強をした者ということでスタートしようとしています。初めはこの業界統一認定制度にしても「そんな夢みたいなこと」と言われてきました。しかし、シェイプアップハウスでは二〇〇〇年以前より現在に至るまで97%の社員が認定資格を取得しています。夢でもなんでもありません。今では他のサロンでも、30%近くのエステティシャンが認定資格を持っているといいますから、だんだんと理想論ではなくなってきています。二〇一〇年四月からは千時間の勉強が標準化され始めます。すでにミスパリのスクールでは、二千時間。三千時間の勉強をスタートさせていますやきもきする程時間がかかりますが、自分達で証明して業界の皆さんの理解を頂くしかありません。「エステティシャンが勉強すると、お客様が喜び、売上は上がる」「きちんとしたデータがあるとお客様は安心なさる」「効果が出ると、追加が頂ける」「接客マナーがいいと、紹介が増える」「サービスの内容をお客様に押し付けるのではなく、お客様の喜ぶことをすること」といったことはすでに私達のサロンで実践してきたことです。


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